抹茶を点てる際に絶対必要なものが茶筌、竹製の道具です。
竹は自然界に群生するもの、風が吹けばお互いが擦れて傷や染みができます。自然にできた染みや傷も『茶筌の景色』のひとつ、自然が織り成す偶然の模様。自然の竹を生かすよう職人さんの手で一つずつ丁寧に仕上げられた茶筌は、随所に職人技が光ります。
100碗点てることができれば、上出来といわれている茶筌。正しくお使いいただければ、この茶筌もそれだけの耐久性は十分あります。とはいえ、消耗品でもありますので、穂先が痩せてきたら交換をおすすめします。
100本立と80本立の違いは穂先の割り数と竹の太さ。持ち手(柄の部分)がしっかりとしている方がお好みの方、抹茶初心者の方には100本立の方がお使いいただきやすいと思います。(抹茶を点てるときに力を入れすぎて茶碗の底を穂先でゴリゴリし過ぎると、穂先が曲がったり、折れたりすることがありますのでご注意ください。)